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[ 秋の虫たち、たくさん集まると大きな音色がこだまする ]

 
 早くも9月に入った。
 
 今夏の猛暑は突然幕を閉じ、虫の音とともに涼風が五感を刺激する。
 
 今年8月までの自然の猛威は凄まじかった。
 
 記録的豪雨は日本の至る所で山を崩し、河川の氾濫を招き、さらに
 
 雷雲からの落雷と雹、天地を覆すような災害を市民を襲った。
 
 
 自然が吠え続ける日本列島、まず弱者が被災後に大きな苦を背負う。
 
 ただでさえ、経済最優先にあたりを蹴散らすように猛進する政権の
 
 牙に、呼応する拝金環境が弱者の声を塞いでいく。
 
 患者・家族にとって、医療・福祉への経済最優先主義はしわ寄せは、
 
 大きなダメージを与えられる羽目になる。
 
 格差社会が急上昇し、国が守る社会福祉は兵器の足音に震えおのの
 
 いている。
 
 
 猛進した痕は……荒れ放題。また、育苗、植え付け、実りまでと耕
 
 作のやり直しになるのだろうか。
 
 しかし残されたのはそれだけでなく、国民全体が重い重い債務を背
 
 負わされる。
 
 
 為政者の指導路線を糺すのか、天と地は怒り、世界が混とんとした
 
 視野のない只中に市民は右往左往している。
 
 一つ救いは、人々一人一人、小さなところからも声を上げて行動す
 
 ることだ。

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