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『 高い薬価の傾向は、巡りまわって患者の健康保険圧迫のしわよせが 』

 [ 薬価は上がるばかり。支える医療者や病院運営、ひいては患者への生活も含めた
 
医療サービス低下にしわ寄せ増加]
 
 
  わたくしに関係する薬、抗HIV薬にしても、HCV肝炎の治療薬の薬価の更なる
 
高さ、画期的な薬とはいえ考えさせられる。
 
  血友病の対処療法に使う血液凝固因子製剤も利便性の向上はあるにしても、異常に
 
以上に高くなっている
 
  それも、病気が治ってしまう製剤ではなく、生涯にわたって補充し続ける製剤で
 
あることを考えると、ずっと毎年同一薬価でいいのか考える
 
 聞けば、開発コストな高くなっていると口揃えて言うが、ずっと同じあるいは安く
 
ならず値上がりすることもある
 
 人の命を左右する薬剤について、一般商品と同じような利益構造と倫理観でいいのか、
 
安全安心をうたっているところで売りっ放し、社会の医療福祉向上にどう貢献しているのか、
 
福祉全体構造を思っての経営をかじ取りすべきと考える。
 
 毎年、製薬企業の不祥事が絶えない。一例に過ぎないが国内の製薬大企業データねつ造、
 
研究者や大学も巻き込んで事件、法令無視など、クリーンであるはずの製薬企業構造が
 
崩れた。
 
 患者様のためにとコマーシャルで流れ続けているのを聞くたびに、安全安心確保の製薬
 
業界と胸張れるのか大いに疑問だ
 
 ここ数年、国の指導もあり後発品の製薬企業が大拡張して時流に乗っているが、安かろ
 
う悪かろうでは困るがもっと社会貢献的に薬価を切り下げ医療保険制度の拡張に歯止めを
 
かける使命を持ってほしい。でなければ、患者としても使ってみるインセンティブを強く
 
持てないし、工場拡大の映像を見て儲けすぎではと思ってしまう
 
 設備投資に初期投資が莫大であることもあるだろう。しかし、できる限り節約しつつ
 
消費者に医療費的負担を可能な限りかけない努力が必要と考えるに
 
 一般に、何か後押ししている蠢くものがあるのではないかと推測するくらいに医療費の
 
中での薬剤費膨張の指摘が出ているが、営利企業としての経営はわかるとしても、製薬会
 
社の果たす公益的な意識を根底に持って、最後に患者につけを回さない体質を考えてもら
 
いたい。
 

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