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「血友病治療が刻々変化、一変する時代に突入か!」

血友病治療が変わる時代に突入!
 
血液凝固因子製剤の静脈注射補充から、血友病Aは、皮下注射、
長ければ1か月に1回程度の注射で済む‥‥。
血友病Bは、遺伝子治療へと変化へ‥‥。
 
私は血友病A、今もって安定して献血血液による血液凝固第Ⅷ因子製剤を
定期輸注をしている。緊急時も手術時も安定して止血管理を安全に有効な
働きをしてきて、強い信頼を持っている。
 
最近、寄る年に、だんだん注射も面倒になってきている。
飲む薬は増え、糖尿病管理でインシュリンを打つようになり、
正直、面倒くささは多分に出てきている。
 
さて、更に年取ると、どうせ近頃は合併した疾患が増え頻回に通院する
生活になってきて、通院時月1回の皮下注射もいいもんだと。
更に欲張れば、飲む凝固因子製剤の出現、或いは血友病Aの遺伝子治療の
進歩と、夢の実現はもしかして早まってくるのでは‥‥。
 
この10年、血友病治療製剤の変化はめまぐるしい。製薬会社も多数参入、
多種類の製剤が患者の選択肢となっている。
しかし、病院の経営上のことか、患者の製剤選択の自由は、未だなかなか
難しい。
ところで、製剤の名前も今までは、欠乏している第Ⅷ因子、第Ⅸ因子を連
想するもの多かったが、
全く違う名前で登場するので、戸惑うことも。
 
そういう時代を、漕ぎ渡っていく頑張りをもって。
 
元に戻るが、やはり根治できる時代、治療を忘れる時代を早く迎えたい。

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