[新聞整理で、記事の中から目にとまったことを 〈1〉]
事務所で保存記事を選択するため、一覧を続けている。
記事の中から、目にとまったことからちょっと考える。
≪過去の反省をもとに安全監視・モラルを整えつつ、
新たな治療法開発を目指して、未来医療に加速!≫
◇虫歯菌(う蝕病原菌)、脳出血と関連。
阪大の和田孝一郎准教授らが発見。英科学雑誌ネイチャー・
コミュヌケーションズ(電子版)に9月28日に掲載された。
すべての虫歯菌でなく、ある一部の虫歯菌が脳出血を促すという。
さらに、高血圧や加齢などはその発症率が上がるという。
血友病患者などは要注意でもある。
『日本経済新聞(2011.9.28付)[虫歯菌、脳内出血を助長 発症
リスク4-5割]』
虫歯菌に脳出血を促進するタイプが存在。保菌者の脳出血の発症
リスクは、そうでない人の4-5倍という。血管の内壁に傷つくと
そこに結合するたんぱく質を作る性質があり、傷を治りにくくする。
日本人の約8%が保有する菌だが、脳出血の患者を調べると約3割が
この菌を持っていた。… 簡易検査キットを開発中。
『読売新聞(2011.9.28付)[脳内出血起こす虫歯菌
阪大発見*発症リスク4倍]』
脳出血を引き起こす危険性が高い特殊な虫歯菌を、阪大の和田
孝一郎准教授らが見つけた。この菌に感染した人が高血圧になったり
喫煙したりすると、発症率が高まるという。… 和田准教授らは
人から採取したこの金をマウスに感染させて実験。脳の血管内皮に傷
をつけると、この菌が下層のコラーゲン線維にどんどん集まり、血小
板による傷の修復が間に合わず出血を起こした。
この菌があってもすぐ脳出血を起こすわけではないが、高血圧や加
齢、喫煙で血管内皮が弱ったり、傷ついたりすると、発症率が上がる
とみられる。