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思えば4年前、HIVの偏見・差別の解消っていったって正面きっての活動は難しいと煮詰まっていた。
いっそ『就労』をテーマにすれば、気づいたら机を隣にする人は感染者、しかも特に問題はないということにならないか、また感染者は働く場=収入も得られるし一石二鳥だと小躍りしたい気持ちになった。
が、事はそう簡単には運ばない。
そう簡単にいかなかったからこそ今日までこの活動を続けてきた。
簡単にいくようなことは面白くない。
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