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一部の医師のマスコミ攻撃、なんだろう。

 

医師のマスコミ攻撃がすごい。

情報の透明化
素人には見えない部分、良いも悪いものを届けてくれる
三面記事のようなものはいかがかと思うが、
もしかして、多くの人が否定的なところでも、一つの問題提起が
何年後課題問題になる端緒になることもある。

何でも白黒の明白で進むことでも無く、医療でも適応外症例や、治験などグレー領域での試みがさまざまな所で行われている。

そして、何の都合か医療を自分たちの貴重品にしてしまう。
最近でも適応外薬について情報管理しようとしているような感じがある。

医療って誰のもの。

他の選択がないとして、患者・家族も説明に同意して行われるが、
事故や残念ながら命を救えないとしたら事実として公表される必要がある。

その患者の生活・命は、患者家族が背負うものだから。
そして、社会の成員の一人だから。

情報なくして、世の中に事象も提供されず闇に消えていくケースはたくさんある。
社会がその事象に触れて、評価すべきだ。

HIV感染被害が発生し、拡大していく中で、行政や製薬企業、そして患者が頼りにしていた主治医の病院で事実が伏せられたりして、

多くの患者が次々に命が奪われ、感染症としての
告知など適切な情報が知らされないまま配偶者感染などの二次感染が発生、

妻や恋人の命も奪われた。

HIVの多くの警告は、まずマスコミの科学記事、医療情報でもたらされ、当時者が最も冷静かつ正確な情報と受け取った。
最近のように、感情的な行動は医療者に多かった。他のことから目をそらせたいとする患者の
心理を抱き込んでの医療者の自己保存対応は、今も変わらないのだなとこの30年以上の活動で痛感した。


この悲劇、最近でも私たちの足元でも揺れている。

患者は常に自己決定していくのに、マスメディアから漏れることも判断材料とすることも大切だ、経験から。

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