小寒が過ぎ、今朝は外のバケツに氷が張りました。
これから長崎へと出掛ける時の、午前6時の気温は1℃。
被害者の重複感染(HIV/HCV)重症者の肝臓移植に関わる
ガイドラインや活動的ネットワークづくりの研究班会議に
参加するのと、自分の肝機能の精密検査を行なう予定。
長崎到着すると気温は2℃、日陰の道路際に雪が残っている。
年末から年明けにかけての大雪のなごりだそうだ。
医学部正門から奥のポンぺ会舘では会議が始まっていた。
いつも遅れての参加で気が引ける。
さて、会議は実際に被害者の生体肝移植を6例行った東大の
肝移植医:菅原先生が今回初めて出席。
症例ごとの評価を交えた報告があった。
これらは、分担研究者の大阪医療センター白阪先生と
菅原先生とでまとめて下さることになった。
日本の症例はこの他、私が知っている範囲では京都大学で2例、広島大学で1例、熊本大学で1例と全部で10症例を確認している。
これらも含め、被害者の貴重な症例をうもらせることなく、今後の患者の救命に活かしてこそ被害救済になる。
国が責任を持って、貴重なデータを研究班に託して欲しい。
また、被害者を実際に多数みている施設から、一般的な肝硬変対応では遅く、また移植段階の見極めも早い判断が必要との見方で一致した。
私の検査は、研究班会議後、スムーズな準備で行われた。採血からアシアロシンチなど。 リポジストロフィーの推移を調べる3次元CTも行った。
はたして検査結果はというと、肝機能は1年以上前からの数値と比較して、悪化していた。 脳死肝移植の登録の話しも提示された。
年の老化が悪化の大きな要因の一つとの報告もあったが、その通りだ。
さて、主治医と早急なる対応策を考えなければと。