「生き抜く始まりを象徴して、さくら咲く」(コラム)
被災地を揺るがす大きな余震が続いています。
東京は桜が満開となりましたが、
花見の雰囲気は感じられません。
さみしいどころか、どうなるのか
新しい種まきから、社会を作り出す作業が
みんなで頑張らなくては
その始まりを象徴して、桜は咲き誇っています。
新しい社会づくりに、霞ヶ関や既得権に守られている
専門家集団は変わるだろうか
医療の保守的体質が変わるでしょうか
HIV/AIDSに対する偏見は医療者が
とてもひどいと、エイズ予防指針見直しの作業班で
指摘され、委員長は厚労省に苦言を呈詩ています。
就労でも、雇用者側は担当者の個人的関心が強いのか
感染原因を聞かれると苦情的相談がいまだにあります。
科学が進んで治療もよくなっても、
人の心に刻み付けられた偏見は消しゴムでも消せず
修正液でも消えないのです。
今回の人的大災害の原発放射能漏れなど、初動の
誤りが取り返しのつかないことを引き起こしています。
薬害エイズ事件も全くそうでした。
悲劇は事件後、30年近くになっても
死亡者は増え続けています。
HIV/HCV重複感染による肝硬変や肝がんを死因とした
被害はなんとして止めたい、そう訴え続けても
被害回復の責務を負う行政官や医療者の対応は
実に悠長な構えの人が多いのに驚愕です。
ようやく、情熱に燃えた医療者が現れても、
陰湿に足を引っ張ります。
体制に変化を与えたくない、自己保身をしたい
患者の命は微塵です。
救いの神がいるのでしょうか、
熱意に満ちた医療者の動きで被害者の重篤な
肝疾患についての脳死肝移植について
真剣に取り組んでくれる専門家が出てきました。
やる気が他に波及します、
波及してもらえると良いのだが
新しいC型肝炎の治療薬がベールを脱ぎ出すのかな
という情報が出てきました。
C型肝炎ウイルスプロテアーゼ阻害剤と現行標準治療
(ペグインターフェロンアルファとリバビリンの併用)
との併用治療の治験ニュース。
どうも、日本はいつも海外治験に乗り遅れている。
P3から参加するようですが、
どこが障害となっているのでしょう。
でも、私たちは、必要とするクスリについて
バカバカしい規制を乗り越えて早く導入したいと
早く命を救う大切なクスリとして
強くようぼうしています、
国の責務を果たしてもらうため