メルク社の発表では初回治療患者でのRAL(アイセントレス)の1日2回内服(400mgを1日2回)と1日1回内服(800mgを1日1回)の比較試験を中断したと発表。
770人での比較試験でした。半分は1日2回内服群、半分は1日1回内服群に振り分けられました。両群とも併用薬はTDF/FTC(ツルバダ)でした。
48週治療後のウイルス検出未満率の比較です。
全体ではウイルス検出未満率は、1日1回群83.2% vs 1日2回群88.9%、でした。
治療前HIVRNA量10万コピー/ml以上群ではウイルス検出未満率は、1日1回群74.3% vs 1日2回群84.2%、でした。
ウイルス学的効果が弱い結果でした。
現時点では添付文書通り1日2回内服が安全そうです。