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医療の役割はますます小さくなっていくような・・・

今週の日曜日(4月15日)、医療基本法の制定をテーマとしたシンポジウムに行ってきました。法制定に向けて取り組みを進めている市民団体や医療政策研究者、日本医師会の発表、さらに立法府側から民主党、自由民主党、公明党、みんなの党、日本共産党、社会民主党の6党代表者によるパネルディスカッションで議論を深め、法制定に向けた動きを加速していこうという内容でした。

「医療の質と安全の確保」「医療提供体制の充実」「財源の確保と国民皆保険制度の堅持」「患者本位の医療」「国民参加の政策決定」という共同骨子が発表されていました。

よく医療の中には生活がないと言われます。患者にとっては病気を抱えて生きていく中で、自分の住み慣れた地域で、自分らしく生活し最期を迎えたいというのはみんなの願いです。医師会の意見書には「介護や福祉は対象外」とありました。

「患者本位・患者中心の医療」と言いながら、議論されている範囲はとても狭いというのが印象でした。高齢化社会がますます進んでいくと、医療の役割はますます小さくなっていくような気がします。介護や福祉も含めた「医療・福祉基本法」という観点でないと、国民の関心も高まらないのでは・・・と。 

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