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写真展「命をつなぐ」記念講演会で菅直人首相があいさつ

 挨拶をする菅直人首相。代表選の忙しい合間を縫って、駆け付けられました。9月5日から22日まで、有楽町マリオンで、世界各地で活躍する写真家集団「マグナム・フォト」による写真展「命をつなぐ」が行われています。これに先立ち、オープニング記念講演会が3日に行われ、菅直人首相が挨拶を行いました。



「当時は亡くなる方がどんどん増えており、前の会合で会った人が次の会合で亡くなるという状況だった」

ついこの間まで一緒に語り合った薬害被害者が次々と命を奪われていく。それが菅首相が厚生大臣に就任した頃の現実。

「薬害エイズは国が責任を認めて、和解が成立した。和解のあとから良い薬が出て、亡くなる方も少なくなり社会で活躍する方も出てきた」


菅大臣が謝罪し、1996年3月29日、国が責任を認めた歴史的な和解が成立。国が衆知を結集して医療体制を構築せよ、という裁判所の勧告をてこに、医療体制が充実。そして社会参加への道筋ともなった。

「厚生大臣時代の取り組みをあらためて思い出した」


この被害は今も続いている、現在進行形の被害。厚生大臣時代の思い出ではなく、首相として、今の問題としてとらえてほしい。

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