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厳冬、雑感

帰り道、車の中はFMNHKをずっと流している。今日は童謡、
それも昭和20年代から30年代。
みかんの花咲く丘とか七つの子、なんとSP盤らしい音
小学校入学前後の思い出が浮かび上がる
なんとなく親しんだ歌を口ずさみながら運転していた。

今日はHIV/HCV重複感染による肝硬変の治療方針の説明を聞きに行った。
腹部造影CTもとった。
先般、長崎での兼松班会議で出された被害者の肝疾患についての
診方を1から2ランク上げて対応が必要との見解だったが、
主治医も其れを見習うようになった。

被害者の健康管理、研究班やACCの新たな取り組みを即効性を
もって発揮できるよう患者参加型威力を打ち出して行きたい。

今政局は社会保障を本気で考えいるのか心配だ。
薬害事件等の裁判見解が出て急遽局所的手当をする
取り繕いのつぎはぎでカバーしている。
根幹を作らず、空洞化した外装だけ。
みんなが汗かき、公共の観念で出し合う社会保障を打ち出して
将来の安定した医療福祉社会を創らねばならない。

議員も身をきれいに、金まみれと不信を買う次元の争いなど
論外。

今日診療のあと、ミトコンドリア障害(核酸系や非核酸系抗HIV薬
の副作用、HIVそのものが傷つける症状)を改善したり研究する
ことの重要性、抗HIV薬の投与量が果たして日本人に合致して
いるのか、あらっぽい投薬の現況を修正する必要も等など
患者の認識と第一線の医療者の考えもよく話し込むと違わない。

それにしても寒い寒い。

はばたきメモリアルコンサート、2月21日に開催。

今年は、千駄ヶ谷の「津田ホール」、駅から近いが、少しでも穏やかなほうがいい。2月も寒いだろうから。

それにしても、やはり寒い。

家の暖房設備、故障中。家は魔法瓶構造なので、故障していても15℃以上はある。でも、寒い。             

朝氷の張ったマイナス2℃の朝の寒さも、生きるための医療に理解者も多く、さらにひと暴れか。

これからの少し明かりが見えた今日は、ちょっと温かさがあった。


 

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