東日本大震災から、もう1週間以上が経過した。
春のお彼岸、梅の季節から、花はマンサク、ハクレンと
色とりどりの開花が始まった。
大震災の犠牲者、行方不明者、2万人近くになるともいわ
れている。
また、絶対安全と言われていた原発の事故はスリーマイル
島と同等のレベル5という危険基準となっている。
在留外国人が日本を離れる行動をよそ眼に、日本人は助け
合い、復興へと全力を挙げている。
元東京原告団代表から、被災したHIV被害者の患者で
困った人がいたら、
うちで少しでも気を楽に過ごしてもらえるように引き受け
るよと連絡がきた。
私たちの仲間の被災地に住む人の安否確認を1週間以上
続けた。
確認ができていない人が数人いる。
また避難所にいる人も若干いた。
しかし、原発の事故地から20キロ、30キロ地域以内から
避難しなくてはいけない人は、正確に把握していない。
元代表は被災地にいて患者がHIV/血友病の治療がまま
ならないとか、
病気のことも言えず我慢して避難所暮らししているのも
つらいだろうと声をかけてくれた。
一人ひとりの温かな気持ちがあって、助け合いが始まる。
国は日ごろからこうした国民の気持ちを大切にしていれば、
強力な福祉国家をつくれていたはずだ。
政治家も役人も、心こもった国民の気持ちを生かして
大災害復興に向かってほしい。
私たちもがんばる。