医薬品も医療器具も、日本は患者の「早く」という思いは無
視して、承認が下りるまで平気で5~6年待たせる。そのう
ちに患者が「死んじまう」と焦りと苦しみにもがいているの
に。
もしかして当局やPMDAは、もがき苦しむ患者の光景は夢
にも描かず、淡々と事務時間の中に「5~6年は短いほうだ
よ」と申請書類を横目に見ているのかな。
HIV原告団が医療協議で要望した肝硬変の硬さを生検しな
いでも推測できる機器も、急いでいますと毎年答えるだけ
で、もう5年以上経過。
その間、肝硬変、肝がんで死亡した被害者は50人以上。
どうしてくれよう。
何のためPMDAをつくり、特別に人員増をしているのか。
これはほんの一例。
もっと効率的な機関をつくり、国の責任のもとに患者のニー
ズに応える仕組みをとるべきだ。