病気を抱えた人たちの支援活動をやっているが、その当事者を介護する人たちの支援というのが実に遅れているのに気がつく。
諸外国にはさまざまな介護者を支援する仕組みがあるが、日本の介護保険制度や福祉制度では、ほとんどない。介護殺人などの背景に介護者への支援不足があると言われている。
突然やってくる介護の問題は、家族にとってのクライシスである。2年前から携わっている「介護なんでも文化祭」では、参加できない介護者から寄せられた「介護者の声」を紹介している。
介護に疲れていた時、食事も手づくり、ただただ手抜きをしないでがんばろうとしていました。
ヘルパーさんに「私も結婚したときに『いい嫁になるな!』と母に言われたのよ。あなたもがんばりすぎないで!」と言われました。「お昼ごはんだってコンビニで買って来たっていい。長丁場になるのだから。自分も大切にね。」と。 実行できるかどうかはともかくとして、気持ちのもち方を教えてもらって、気が楽になりました。
いい嫁、いい娘になろうとするのも大切だけど、自分も肩の力を抜こうと思いました。
・・・とありました。
病気を抱えて老いていく、これからの人生どうなるのか、と不安の声を聞きます。
坂本龍馬の『人生の一寸先はどうなるか分らんぜよ。どうせ分らんなら、一寸先はバラ色と思ったらええ』
私も、この言葉で救われました・・